内分泌内科とは?
「体調がすぐれないけれど、どの科を受診すれば良いかわからない。」
「体がだるい、疲れやすい、体重の増減など原因がはっきりしない不調がある。」
そのようなケースでは、内分泌疾患による症状の可能性があります。
ホルモンとは血液を介して標的となる臓器に作用することにより生命機能を維持する働きをもつ重要な生理活性物質であり、内分泌疾患はこのホルモンの量や働きに異常が生じることにより身体のバランスが崩れ、さまざまな症状を呈するようになった病気のことです。
内分泌内科とは内分泌疾患を専門に診る診療科のことです。
内分泌内科を受診した方がよいと思われる症状
内分泌内科では、体内のホルモンバランスの乱れが原因となりうる諸症状を扱います。
具体的には、以下のような不調が見られる場合に、受診先のひとつとして検討されることがあります。
- 体がだるい、疲れやすい
- むくみ(浮腫)、肥満
- 体重減少
- 食欲の変化
- 首の腫れや違和感
- 暑さ・寒さへの過敏反応
- 動悸
- のどが渇く(口渇)・多飲・多尿
これらの症状は、甲状腺、下垂体、副腎、副甲状腺、性腺(精巣/卵巣)などに関連する病気と関わる場合があります。
大阪市西区で内分泌内科を受診する際の一般的な流れ
内分泌内科を受診する際には、内分泌・代謝科の専門医が在籍しているかどうかや院内の血液・尿検査や超音波検査、CT検査などの検査体制がどの程度整備されているかなどを確認して、クリニックや病院を選びます。
地域によっては甲状腺疾患やその他の内分泌疾患に対応する医療機関があります。
選定の際には、診療科目や専門医在籍の有無、検査体制、通いやすさなどを比較すると良いでしょう。
受診前には、症状の経過、既往歴、服薬内容、健康診断の結果などを整理しておくと診察がスムーズです。
当日は問診・診察を経て、必要に応じて血液・尿検査、超音波検査、CT検査などが行われることがあります。
検査結果に基づいて、医師から今後の対応方針について説明を受けるのが一般的です。
内分泌内科で行われる主な検査
内分泌疾患の診断には、複数の検査が必要になることがあります。症状や疑われる疾患に応じて、適切な検査が選ばれます。
血液検査
ホルモン値や血糖値、脂質、電解質などを測定することにより内分泌機能を評価します。
尿検査
ホルモンの代謝産物の測定や腎機能の評価に用いられることがあります。
画像検査
内分泌臓器の状態を確認する目的で行われることがあります。
- CT検査:副腎腫瘍の大きさや性状の評価
- 超音波検査:甲状腺の腫れや甲状腺内の結節、血流の評価
- MRI検査:下垂体の詳細な構造評価
これらの検査を組み合わせることで、正確な診断の参考情報となり、治療方針の検討に用いられます。
早期受診の重要性
内分泌疾患は、初期段階では自覚症状が乏しく、気づかないうちに進行してしまうこともあります。
内分泌内科を早めに受診していただき、体調不良の原因を調べることにより、内分泌疾患を早期に発見し、早期治療につなげられる場合があります。
例えば、甲状腺機能の異常は、体のだるさや体重増加・体重減少として現れることがあります。
気になる症状がある場合、内分泌内科の受診を検討してみてはいかかでしょうか。
クリニック紹介
きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニックは糖尿病内科、内分泌(甲状腺)・代謝内科を中心とした内科専門クリニックです。総合内科・糖尿病・内分泌代謝科の専門医が一般内科全般から糖尿病や甲状腺疾患をはじめとする内分泌疾患、高尿酸血症(痛風)などの代謝疾患、健康診断、予防接種まで幅広く診療にあたります。
院長挨拶
私はこれまで公的病院や民間病院において糖尿病の専門医や甲状腺疾患をはじめとする内分泌代謝科の専門医としてだけではなく、総合内科の専門医として研鑽を重ねてまいりました。これからは地域のかかりつけ医として、これまでの知識と経験を活かしつつ、この地域にお住まいの皆様やこの地域でお仕事をされている方々が身体の不調を気軽に相談でき、安心して通院できるようなクリニックをスタッフとともに目指してまいります。些細なことであっても、お身体のことでお困りのことがございましたら、是非お気軽にご相談ください。