院長経歴・ドクターズインタビュー

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院長経歴

院長 清原 義幹 Yoshimoto Kiyohara

きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニック院長

ご挨拶

大阪・肥後橋にて「きよはら内科クリニック(現:きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニック)」を開院いたしました清原 義幹(きよはら よしもと)と申します。
私が小学生の頃、父親の事務所が肥後橋にありました。夏休みになると父親に連れられて肥後橋界隈を歩いたことをよく思い出します。当時と比べると景色もずいぶん様変わりしましたが、今回、ご縁があって、思い出の地肥後橋にて内科クリニックを開院させていただくことを大変嬉しく思っております。
私はこれまで公的病院や民間病院において糖尿病の専門医や甲状腺疾患をはじめとする内分泌代謝科の専門医としてだけではなく、総合内科の専門医として研鑽を重ねてまいりました。これからは地域のかかりつけ医として、これまでの知識と経験を活かしつつ、この地域にお住まいの皆様やこの地域でお仕事をされている方々が身体の不調を気軽に相談でき、安心して通院できるようなクリニックをスタッフとともに目指してまいります。些細なことであっても、お身体のことでお困りのことがございましたら、是非お気軽にご相談ください。
このたび、「きよはら内科クリニック」は「きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニック」に改称し、ホームページもリニューアルいたしました。今後は、一般内科外来とともに糖尿病・甲状腺疾患を対象とする専門外来にも重点を置き、より一層、質の高い医療を提供すべく、日々精進してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

学歴・職歴

  • 1997年神戸大学医学部医学科 卒業
  • 1997年神戸大学医学部附属病院 内科系 研修医
  • 1998年京都大学大学院医学研究科 博士課程入学
  • 2003年京都大学大学院医学研究科 博士課程修了
  • 2003年独立行政法人理化学研究所 研究員
  • 2007年INSERM フランス国立医学研究機構 研究員
  • 2008年医療法人浩仁会 南堺病院 内科 医員
  • 2010年医療法人浩仁会 南堺病院 内科 医長
  • 2012年独立行政法人労働者健康福祉機構 大阪労災病院 糖尿病内科 医長
  • 2016年独立行政法人労働者健康安全機構 大阪労災病院 糖尿病内科 医長
  • 2018年独立行政法人労働者健康安全機構 大阪労災病院 糖尿病内科 副部長
  • 2019年医療法人浩仁会 南堺病院 糖尿病内科 部長
  • 2024年きよはら内科クリニック(現:きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニック) 院長

資格・所属学会

  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本内科学会 総合内科専門医
  • 日本糖尿病学会 糖尿病専門医
  • 日本糖尿病学会 研修指導医
  • 日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医
  • 博士(医学)(京都大学)
  • 日本医師会認定産業医

ドクターズインタビュー

2024年、大阪・肥後橋に開院した「きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニック」。お仕事で忙しくされている方々が通いやすい診療体制や、受診当日に受けられる迅速検査のメリットについて、院長の清原 義幹(きよはら よしもと)先生にお話を伺いました。

お仕事をされている方が受診しやすいクリニックを目指して

きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニックを開院された経緯を教えてください。
きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニックを開院された経緯を教えてください。

私はこれまで総合病院で糖尿病や甲状腺疾患などの内分泌代謝疾患を専門に診療してきました。しかし、大きな病院(基幹病院)の診療時間は基本的に平日の9:00〜17:00に限られているため、平日にお仕事をされている方々、特に、生活習慣病を発症しやすい40代・50代の方々が受診しにくいという課題を感じていました。
健康診断で異常を指摘されても、「忙しくて通えない」、「予約が取りづらい」といった理由で治療を先延ばしにする人が多く、結果的に症状が悪化してから来院されるケースも少なくありません。特に糖尿病などの生活習慣病は、早期発見と継続的な治療が重要です。にもかかわらず専門外来のある基幹病院では、お仕事で忙しくされている方々が通院しにくい現実がありました。
そこで、「働きながら健康管理ができる糖尿病内科、内分泌(甲状腺)・代謝内科を中心とした内科専門クリニック」を作りたいと考え、大阪市西区 肥後橋に開院しました。

受診当日に受けられる迅速検査で早期診断・早期治療を

きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニックの診療の特徴は何ですか?
きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニックの診療の特徴は何ですか?

きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニックの大きな特徴は、採血後30分程度で結果が出る血液検査やCT検査といった中規模病院並みの院内迅速検査を受診当日に受けていただくことができるという点です。
当院では一般的には病院の血液検査機器と考えられている大型の生化学/免疫自動分析装置を導入していますので、中規模病院並みの  豊富な血液・尿検査項目を院内で迅速に測定することができます。具体的には、血糖値、ヘモグロビンA1c(HbA1c)、脂質(コレステロール値・中性脂肪)、尿酸値、肝機能、腎機能などの一般血液検査項目に加え、甲状腺ホルモン(FT3・FT4)・甲状腺刺激ホルモン(TSH)や バセドウ病診断の必須項目の1つである抗TSHレセプター抗体、消化器系がんの腫瘍マーカー(CEA・CA19-9)といった免疫検査項目についても院内で検査を実施しております。尚、院内血液検査につきましては採血後30分程度で結果が出揃いますので、随時、結果説明させていただいております(混み具合によっては、結果報告までの待ち時間が長くなることがございます)。
きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニックのもう一つの特徴は、基幹病院では受診当日に受けることが難しいCT検査を原則受診当日に受けていただくことができるという点です。CT検査を診察当日に受けていただくことで、思いもよらぬ病気が見つかることもあります。同時に院内で実施できる迅速血液・尿検査、心電図検査、超音波検査(予約が必要な場合があります)などとともに、病気の早期発見・早期治療が可能となります。検査結果は原則、診療時間内にご説明させていただきますので、少しでもお身体の不調を感じられることがございましたら、是非、当院で院内迅速検査を受けられることをおすすめいたします。

お仕事をされている方々の疾病の管理と健康維持

健康診断で異常を指摘された方は、どのように受診すればいいですか?
健康診断で異常を指摘された方は、どのように受診すればいいですか?

健康診断で血糖値や肝臓の数値が高い、甲状腺が大きいと指摘されても、自覚症状が乏しければ、すぐに病院に行かれない方が結構いらっしゃるように思います。「再二次検査が面倒」、「今忙しいので仕事が一段落したら病院に行こう」といった理由で放置されがちですが、場合によっては、この間に病気が徐々に進行してしまうこともありますので、やはりできるだけ早く二次検査を受けていただきたいですね。

きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニックでは、糖尿病の診断・治療効果判定指標である血糖値、ヘモグロビンA1c(HbA1c)は言うまでもなく、脂質(コレステロール値・中性脂肪)、尿酸値、肝機能、腎機能などの一般血液検査項目に加え、甲状腺疾患(バセドウ病・橋本病など)の診断・治療効果判定指標である甲状腺ホルモン(FT3・FT4)・甲状腺刺激ホルモン(TSH)やバセドウ病診断の必須項目の1つである抗TSHレセプター抗体、消化器系がんの腫瘍マーカー(CEA・CA19-9)も採血後30分程度で結果が出揃います。CT検査や超音波検査などの精査と組み合わせることにより、疾病によっては、受診当日に診断の上、治療を開始することも可能となります。

特に、私が専門とする糖尿病という病気は、のどが渇く(口渇)、水分をたくさん飲む(多飲)、尿の量が増える(多尿)、疲れやすい(全身倦怠感)、体重が減る(体重減少)などの自覚症状が出現するようになると、かなり重症化していることが多く、糖毒性(高血糖が続くと、インスリンが効きにくくなる 「インスリン抵抗性」の状態になり、膵臓からのインスリン分泌不足やはたらきの低下が助長され、さらなる高血糖糖を招きます。こうした悪循環は「糖毒性」と呼ばれ、飲み薬で血糖値が下がらない場合、糖毒性を取り除くためにインスリン注射を行うことがあります。)と呼ばれる状況に陥っていて、糖毒性を解除するためにインスリン注射での治療を開始せざるを得ないこともあります。自覚症状はないが健康診断で高血糖を指摘されたというぐらいの時点でご来院いただければ、軽症〜中等症の糖尿病として食事運動療法や1日1回もしくは1日2回のお薬1、2種類で治療開始することも可能ですので、早めに受診していただくことをおすすめします。

また、もし糖尿病で定期通院いただくことになったら、最初の3ヶ月がとても重要であるということを思い出していただければと思います。それは治療開始6ヶ月以内に血糖コントロールがある程度改善する方(HbA1c < 7.0%未満)のほとんどが、治療開始3ヶ月目には少なくともHbA1c 8.0%未満を達成されているという知見があるからです。最初の3ヶ月間、栄養指導による食事療法強化や内服もしくは注射薬治療をしっかりと実行してHbA1c 8.0%未満を達成できれば、6ヶ月以内にHbA1c 7.0%未満を達成することが可能となり、その後は、通院間隔を伸ばすことも可能となります。その意味でも、健康診断で高血糖や尿糖陽性を指摘されたら、早めに受診していただくことをおすすめします。

検査を受けることの安心感と重要性

「検査を受けることで安心できる」ということについて、先生のお考えを聞かせてください。
「検査を受けることで安心できる」ということについて、先生のお考えを聞かせてください。

「症状があるけど、けれども病院に行くのが怖い」という方も実際には多くいらっしゃいます。しかし、実際に受診してみると、ほとんどのケースで「重大重篤な疾患ではなかった」と安心できることが多いのも事実です。例えば、頭痛で来院された患者さまがCT検査を受けられた結果、くも膜下出血や脳腫瘍などではなく、緊張性頭痛や偏頭痛であったというケースはよくあります。
「明らかな異常はなかった」という検査結果は、病気がないという証であり、大きな安心材料となりえます。仮に異常が見つかった場合でも、早期発見・早期治療が可能になるため、リスクを最小限に抑えられます。そういった観点からも、自分から進んで検査を受けることはとても大切だと考えています。

患者様にわかりやすい医療

診療を行う際に、患者さまとの向き合い方で大切にされていることはありますか?
診療を行う際に、患者さまとの向き合い方で大切にされていることはありますか?

私が心がけているのは、患者さまの気持ちに寄り添うことです。
病院に来られる方は、何かしらの不調を抱えていて、不安や疑問を感じていますよね。その不安を少しでも和らげることができるように、検査をする理由や治療の選択肢を、できるだけわかりやすく伝えるようにしています。医療の世界では、検査や治療の説明が専門的になりがちですが、「なぜこの検査が必要なのか」「どのくらい時間がかかるのか」「費用はどのくらいかかるのか」といったことを患者様さまが納得できる形で伝えることも大切だと思っています。例えば、初めてCT検査を受けられる患者さまには、「検査自体はほんの数十秒で終わりますよ」「放射線の影響は最小限なので安心してくださいね」と、できるだけ緊張せずに受けられるような言葉をかけるようにしています。また、患者さまの中には、仕事が忙しくてなかなか治療を継続できない方もいらっしゃいますので、その方の生活スタイルに合った治療法をできるだけご提案するように心掛けています。

これからのクリニックの役割

先生が目指すクリニックの未来についてお聞かせください。
先生が目指すクリニックの未来についてお聞かせください。

きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニックでは、「クリニック以上、病院未満の医療」を提供したいと考えています。基幹病院のような高度な医療は提供できませんが、お仕事をされている方々が受診当日に血液検査・CT検査などの迅速検査を受けていただき、早期診断・早期治療、更にはお仕事と両立可能な定期通院により健康維持につなげていただくことが重要であると考えています。また、必要に応じて基幹病院とスムーズに連携できる場として機能することも重要だと考えております。また、健康診断の結果を受けて「何科で診てもらったらいいかわからない。」という方も多いですが、当院は皆様にとって最初の相談窓口としての役割も担いたいと考えています。何か気になる症状があれば、まずは気軽にご相談ください。忙しい毎日を送りながらも、ご自身の健康をしっかり管理できるよう、全力でサポートしていきます。

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