- HOME>
- 予防接種
予防接種

当院では完全予約制でワクチン接種を行っています。お電話にて事前にご予約ください。
当院で接種可能なワクチン
生ワクチン
- 風しんワクチン
- (生)帯状疱疹ワクチン
現在、麻しんワクチンの流通量がほとんどない状態であるため、当院では麻しんワクチンの接種を実施しておりません。また、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)につきましても、供給が不安定のため、接種を実施しておりません。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
先天性風しん症候群予防のための風しん抗体検査
免疫のない女性が妊娠初期に風しんウイルスに感染すると、胎児も風疹ウイルスに感染し、出生児に先天性風しん症候群(難聴・心疾患・白内障等の症状)と総称される障害を引き起こすことがあります。大阪市では、先天性風しん症候群を予防するための対策として、1.の対象者の方に風しん抗体検査を無料で受けていただく取り組みを行っており、当院でも検査を受けていただくことができます。
1.先天性風しん症候群予防のための風しん抗体検査につきましては、以下の助成対象者の方は窓口での自己負担額はありません。
・大阪市民 かつ
・以下のいずれかに該当する方
(A)妊娠を希望する女性
(B)妊娠を希望する女性の配偶者※
(C)妊婦の配偶者※
(D)妊娠を希望する女性の同居者※※
(E)妊婦の同居者※※
※配偶者については婚姻関係を問いません。
※※同居者については妊娠を希望する女性もしくは妊婦と同じ住所の方が対象です。(ただし、(E)妊婦の同居者については、生活空間を同一にする頻度が高い方(例:里帰り先の家族)も対象とします。)
◎妊婦は妊婦健康診査の検査項目に風しん抗体検査が含まれるため、本事業の対象外です。
尚、風しんの追加的対策(風しん定期接種・風しん抗体検査:クーポン券)は2025年3月31日をもって実施期間が終了いたしました。
2.先天性風しん症候群予防のための風しん抗体検査で抗体価が低いと判断された方は、風しんワクチン接種の償還払い対象者となります。風しんワクチン接種後、窓口で任意接種の方と同額をお支払いいただきますが、後日、ご自身で大阪市に申請頂けますと、接種費用のほぼ全額もしくはそこから2,000円を差し引いた金額が返還されます。
不活性化ワクチン
- インフルエンザワクチン
- 肺炎球菌ワクチン(23価)(高齢者対象:5年ごとに接種することが推奨されています)
- (組換え)帯状疱疹ワクチン(50歳以上対象:少なくとも10年間は予防効果が持続します)(要2回接種)
- B型肝炎ワクチン(要3回接種)
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンは、個人差はありますが、その効果が現れるまでに通常約2週間程度かかり、約5ヶ月間その効果が持続するとされていますので、10月中旬〜12月に接種されることをお勧めします。
インフルエンザワクチン定期接種対象者
インフルエンザワクチンは、以下の定期接種対象者の方であれば1,500円(税込)(2024年度)で接種していただくことができます。
- 65歳以上※(※接種当日に65歳以上)の大阪市民の方
- 60〜64歳※(※接種当日に60〜64歳)の大阪市民の方で心臓、腎臓、呼吸器障害又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫不全の方でおおむね身体障害者障害程度等級1級相当の方
肺炎球菌ワクチン
高齢者の肺炎の内、約4分の1が肺炎球菌という細菌による肺炎です。肺炎球菌ワクチン(23価)は肺炎球菌が原因の肺炎の発症や重症化を予防する効果が期待できるため、高齢者を対象とし、5年ごとに接種することが推奨されています
高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種対象者
肺炎球菌ワクチン(23価)は、以下の定期接種対象者の方であれば4,300円(税込)で接種していただくことができます。
- 過去に一度も肺炎球菌ワクチン(23価)を受けたことがない65歳※(※接種当日に65歳)の大阪市民の方
- 過去に一度も肺炎球菌ワクチン(23価)を受けたことがない60〜64歳※(※接種当日に60〜64歳)の大阪市民の方で心臓、腎臓、呼吸器障害又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫不全の方でおおむね身体障害者障害程度等級1級相当の方
帯状疱疹ワクチン
水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染すると水ぼうそう(水痘)を発症し、治癒後も水痘・帯状疱疹ウイルスは神経に潜伏します。その後、加齢や免疫低下によるウイルスの再活性化によって、水ぶくれを伴う赤い発疹やピリピリとした痛みが身体の片側に帯状にあらわれる病気が帯状疱疹で、80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。
帯状疱疹ワクチンの接種は、帯状疱疹やその合併症に対する効果的な予防対策の一つです。帯状疱疹ワクチンには生ワクチンと組換えワクチンがありますが、予防効果は組換えワクチンの方が高いため、当院では組換えワクチンの接種をおすすめしています(生ワクチンの予防効果は接種後1年時点:6割程度、接種後5年時点:4割程度に対して、組換えワクチンの予防効果は接種後1年時点:9割以上、接種後5年時点:9割程度、接種後10年時点:7割程度)。組換えワクチンは2回の接種が必要で、2回目は1回目接種の2ヶ月後(遅くとも6ヶ月以内)に接種していただきます。
帯状疱疹ワクチン定期接種対象者
帯状疱疹ワクチンは、以下の該当者で、自費での接種を含め、過去に一度も(生/組換え)帯状疱疹ワクチンを受けたことがない/過去に1回しか(組換え)帯状疱疹ワクチンを受けたことがない方であれば、定期接種対象者として接種していただくことができます。接種費用(自己負担額)は(生)帯状疱疹ワクチン:4,500円(税込)、(組換え)帯状疱疹ワクチン:11,000円(税込)/回 x 2回(過去に1回(組換え)帯状疱疹ワクチンを受けたことがある方は11,000円(税込)/回 x 1回分のみ助成対象となります。)
- 2025年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上になる大阪市民の方
- 60〜64歳※(※接種当日に60〜64歳)の大阪市民の方でヒト免疫不全ウイルスによる免疫不全の方でおおむね身体障害者障害程度等級1級相当の方
B型肝炎ワクチン
B型肝炎ワクチンはB型肝炎と将来の肝臓がんの発症を予防するためのワクチンです。大人におけるB型肝炎ワクチン接種は、初回・4週間後・20〜24週間後の3回接種が基本となります。
メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン
- 新型コロナワクチン
予防接種を受けられない方、注意が必要な方
- 過去に免疫不全と診断された方、あるいは近親者に先天性免疫不全の人がいる方
- 発熱(37.5℃以上)が認められる方
- 薬や食品などで、重いアレルギー症状状(アナフィラキシーなど)を起こしたことがある方
- 予防接種後2日以内に発熱や発疹、蕁麻疹などのアレルギー症状がみられた経験がある方
- 今までにけいれんを起こしたことがある方
- 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液疾患などの慢性疾患を治療中の方
- 重篤な急性疾患を患われている方
保険証提示のお願い
大阪市民の方を対象とするワクチン定期接種や自己負担なしの風しん抗体検査を受けられる方はご本人様確認のため、それ以外のワクチン接種を受けられる方は登録のため、保険証の提示をお願いしております。受診される際には、保険証を持参いただけますようお願い申し上げます。
異なる種類のワクチンを接種する際の接種間隔のルール
異なる種類のワクチンを接種する際の接種間隔のルールは右図の通りです。尚、新型コロナワクチンと他のワクチンとの接種間隔に制限はなく、新型コロナワクチンと他のワクチンとの同時接種については、特に医師が必要と認めた場合に可能となります。

費用について
予防接種(任意接種)費用
ワクチン名 | 料金(税込) |
---|---|
風しんワクチン | 6,800円 |
(生)帯状疱疹ワクチン | 8,800円 |
インフルエンザワクチン | – 円 |
肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP) | 8,600円 |
(組換え)帯状疱疹ワクチン(シングリックス)(要2回接種) | 1回分費用:22,000円 |
B型肝炎ワクチン(ビームゲン)(要3回接種) | 1回分費用:6,300円 |
新型コロナワクチン(ファイザー社製:コミナティ) | 15,000円 |
予防接種(定期接種)費用
ワクチン名 | 料金(税込) |
---|---|
(生)帯状疱疹ワクチン | 4,500円 |
インフルエンザワクチン | -円 |
肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP) | 4,300円 |
(組換え)帯状疱疹ワクチン(シングリックス)(要2回接種) | 1回分費用:11,000円 |
定期接種対象者については、上記の「予防接種」の項を参照ください。
インフルエンザ予防接種予診票(任意接種用)
2024年度のインフルエンザ予防接種は2025年1月9日をもって終了いたしました。
監修者情報

清原 義幹(きよはら よしもと)
きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニック 院長
経歴
- 1997年神戸大学医学部附属病院 内科系 研修医
- 1998年京都大学大学院医学研究科 博士課程入学
- 2003年京都大学大学院医学研究科 博士課程修了
- 2003年独立行政法人理化学研究所 研究員
- 2007年INSERM フランス国立医学研究機構 研究員
- 2008年医療法人浩仁会 南堺病院 内科 医員
- 2010年医療法人浩仁会 南堺病院 内科 医長
- 2012年独立行政法人労働者健康福祉機構 大阪労災病院 糖尿病内科 医長
- 2016年独立行政法人労働者健康安全機構 大阪労災病院 糖尿病内科 医長
- 2018年独立行政法人労働者健康安全機構 大阪労災病院 糖尿病内科 副部長
- 2019年医療法人浩仁会 南堺病院 糖尿病内科 部長
- 2024年きよはら内科クリニック(現:きよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニック) 院長
ご挨拶
大阪市西区・肥後橋のきよはら内科 糖尿病・甲状腺クリニックの清原義幹です。当院は糖尿病内科、内分泌 (甲状腺)・代謝内科を中心とした内科専門クリニックです。総合内科・糖尿病・内分泌代謝科の専門医としての知識と経験を活かしつつ、一般内科全般から糖尿病や甲状腺疾患をはじめとする内分泌疾患、高尿酸血症(痛風)などの代謝疾患、健康診断、予防接種まで幅広く診療しております。些細なことであっても、お身体のことでお困りのことがございましたら、是非お気軽にご相談ください。